部屋の中の小さな部屋のこと

ちいさい頃、カラーボックスを本棚の横にいくつか並べて、自分の座るところを囲うようにして、そして近くにあるカーテンを天幕にして。部屋の中に小さな部屋を作っていた。
とても心落ち着く空間が出来上がったこと、今でも思い出す。

あれって一体何だったんだろう?

それと似たようなことを作品の中で試みている。部屋の中にさらに小さな部屋を作ること。仕切ること。もしかするとこれは本能的なもので、「自分の身を守る場所」を作らずにはいられないのかも。

押入れにこもったり、お風呂にこもったり、納戸に自ら入ったり。それも動機として同じなのかもしれない。動機というには大げさで、当時はなんとなくしていたことだ。

写真はちょうど一年前の桑野さんの企画 、「7×7 実験空間」でのひとコマ。アンサンブル・ゾネのアトリエにて。美術は森さん。ここでの体験が、今回の「日常を切り取る」の原点になっている。

エベレスト山と同じだけの長さがあるという網と組み合った。網を手にして絡まって、網の目が繭みたいに感じられて、自分の皮膚みたいになったり、そこから這い出したり。幾度となく脱皮した。瞬時に自分を取り囲む空間が変化していく。そのことに夢中になっていました。

kiyamania 「日常を切り取る」

2020年4月3日、4日に上演される kiyamania vol.7 「日常を切り取る」の特設サイトです kiyamania vol.7 「日常を切り取る」 2020年4月3日(金),4日(土) 会場: the SITE 西棟4階ギャラリー 開場・開演:13:00/終演:17:00 出演: 佐久間新、川瀬亜衣、桑野聖子、帰山玲子、森太三(美術家) 企画・構成:kiyamania

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